電池を用いた懐中電灯の場合、その能力を正しく発揮するため、その機種に適した種類の電池を用意する必要がある。
特に豆電球を使用したものの場合、長期保管を前提とした常備灯ではマンガン乾電池、比較的高光量を求めたものはアルカリ乾電池での仕様を想定して設計されたものが多い。
ニカド電池やニッケル水素電池は電圧が低いため、緊急時にはアルカリ乾電池、マンガン電池の代用として用いることができる。ただし電圧が低いため、光量が得られない場合もある。オキシライド乾電池は電圧も高いため、ごく短時間でフィラメントを焼き切ってしまう危険性がある(実用化実験では高熱で豆電球が溶けた例さえあるという―注意書より)。そのため、オキシライド乾電池の製造元である松下電器産業では、豆球を使った懐中電灯などの機器に使用しないよう呼びかけている。
LEDを使用したものは、LEDを点灯させるために決まった電圧があるため、DC/DCコンバータなどの電源回路を用いて電圧を調整し、電池の電圧が下がっても点灯するように工夫されたものが多い。このため豆電球に比べて融通の利く製品が多い。しかし昇圧能力のない簡易的なものや、大電流を要する高光度タイプのものは、一部の電池で駆動できない場合もあるので、事前に対応電池を確認しておく必要がある。
電池の液漏れによる腐食を防ぐため、長期間使用しない場合は電池を外しておくことが望ましい。常備灯にあっては、定期的な点検を心がけたい。なおリチウム電池(一次電池)を利用するタイプには長期間放置しても大丈夫なタイプもある。防水型の機種では、防水用のOリングなどを手入れすることも重要で、シリコンオイル(通常の機械油ではゴムが劣化する)の塗布や定期的な交換を必要とする。
懐中電灯の使用に関する注意 [編集]
強力な光を発する懐中電灯全般に言えることだが、注意書きにもあるように人の顔めがけて照射してはならない。(目を傷めたり白内障の原因となるため)
高出力タイプ、モードでの連続点灯を避ける。(フィラメントタイプの場合にはフィラメントや電球が解けたり短時間で切れる。また本来長寿命であるはずのLEDタイプの場合でもLED素子が破壊されて点灯しなくなったり光量が著しく落ちる場合がある。また場合によっては懐中電灯本体のレンズが溶ける場合もある。)
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